2016年12月号「-10 Now +1 +5 +10…」

青年海外協力隊の公衆衛生隊員としてカンボジアの村で健康教育を行ってからもう14年が経ちます。その当時苦楽を共にした友人が先日バンクーバーに保健政策の学会参加の為にやってきました。4年ぶりの再会でしたが、今でもガーナで母子保健のプロジェクトに携わっています。

一度は入った国際保健の分野、今も続けている友人を見て誇らしく思っていたら、「ハッ」と実は私もバンクーバーで健康教育を続けている事に気づきました。何とかカナダの医療の実態を知ってもらいたいと想い、勉強会を企画して3年以上。これも立派な国際保健です。

10年以上前、自分がバンクーバーで現在の活動をしていると想像できていたでしょうか?答えは結果的には「Yes」です。何故なら既に14年前に同じことをしていたからです。とすると、「今行っている事」がこれから1年、5年、10年、100年後のバンクーバーの日系のコミュニティにとってとても重要ではないかと思ってしまいます。

友人曰く、ガーナの母子保健の課題は保健制度が整備されてきているが、サービスが必要な方に届いていないということでした。それは14年前に私がカンボジアで感じたことと同じであり、現在のバンクーバーでも同じ印象を受けます。それは途上国だから、先進国だからというよりも、どんなサービスがあるのか明確でないことや、どう利用してよいかわからないこと、英語でのサービスも日本人には高い垣根です。

毎月のニコニコ生活勉強会を通し、日本語で保健系資源をご紹介させて頂いています。そして2017年1月21日(土)には年1回のヘルスショウと題し、保健エキスパートが集合し現在の保健サービスの発掘、今後の課題、地域連携について問題定義をしたいと考えます。もう3回目です。継続は力なり、今出来ることを続けること、それが確実に未来に繋がると信じて突き進むのみです。(続く)

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